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発表会やります!

2017.07.24.02:05

八月にピアノ教室の発表会を開催します。

出演者は、今回は小さい子供から大人まで、、そして趣味の方から
ピアノ指導者の方まで色々なので、選曲も色々。
バラエティ豊かな曲目が揃いました。

今回も、映像を使ったコーナーや、みんなが知っている曲の連弾コーナーなど
楽しめる仕掛けプラス、ゲストと一緒に私も色々演奏するつもりで
おります。

今回はゲストに、ギターに作曲にと幅広く活躍されている青山シゲルさんをお招きします。
私の曲に青山さんがギターで参加してくださったり
青山さんの選んだ曲に私も参加したりと
楽しいステージになりそうです。

さらにさらに、、今回は友情出演でゲストをもう一人。
「おはなし会」として、あまんきみこさんの作品の朗読とピアノの
イベントを一緒にしてきた大山裕子さんも応援にかけつけてくれることになり、、
今回は私の大好きな詩の朗読をお願いし、その詩のために書いた新曲を
一緒に演奏することにしました。

みなさんに楽しんで頂けるように、ワクワクしながら準備を進めていますので
どうぞ是非是非遊びにいらしてくださいね!

日時:2017年8月27日(日)12:50開場 13:00開演

会場:練馬区生涯学習センターホール
http://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/kominkan/index.html

主催:ハートストリングスミュージックスタジオ
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コンフォータブル パフォーマンス メソッド 

2016.06.06.23:42

ご報告がおくれましたが、レッスンについての新しいホームページを開設しました。

2008年に決定的な手の故障で、演奏不能になったのをきっかけにはじめた
身体の勉強。

それが、ピアノ演奏上のトラブル(疲労、痛み、本番の緊張などなど)を抱えた方の
問題解消のレッスンへと発展していき、、

それは、さらに、自分が演奏する中で感じていたハードル、指導上のハードルの
解消への研究へと変わっていき、、

最終的に「身体を設計通りに使えるようになると、ほとんどのピアノ演奏の問題は
改善する」という答えにつながっていき

コンフォータブル パフォーマンス メソッドという、ひとつの
方法論にまとまりました。

どんなものかと簡単に説明するならば、、。。

ピアノを教えるときや練習するときに
「この動きは、身体の、どこがどう動いたら弾けるようになる」という情報が
あったら、便利だろうなと思ったことってありませんか?
この筋肉が動いたら疲れずにトレモロが弾ける、この骨が動いたら
かすれずに三度が弾ける、、というような。

実は、この方法論は、それをまとめたものなのです。

たくさん弾いていたら、いつか弾けるようになるのではなく
きちんと積み重ねていけるための方法論。
身体をきちんと整えて、弾きやすい身体の使い方を
身につける方法論です。

本番にむけて、たくさんの時間を弾いたことを自信にするのではなく
積み上げたものを自信にしていけるようにする方法論でもあります。

身体のことを勉強したけれど、それを実際にどう演奏に活かせばよいのか
悩んでいる方々にもぜひ知ってもらいたい内容です。

そして、一番知ってもらいたいのは、痛みや疲労などに苦しんでいる方々です。
私自身が本当に苦しんだ問題でしたし、どこに相談してもどうにもならず
何年も辛い時間を過ごした経験をもつので、1人でも多くの方に情報を
シェアしていきたいと思っています。
もう弾けないかも、、と思ってレッスンにいらした方が、どんどん状況が
改善しているので、お困りの方がいたらぜひ、お声をかけて頂きたいと思います。

このメソッドの特徴はとにかくピアニスト目線のメソッドということです。

ピアニストは、なんといってもせっかちで、今すぐに結果を
求める人種だと思います。
そして、うまくなるために、たくさん弾くことはいとわないけれど
ピアノの椅子から降りて、未来の演奏のために身体を整える、、なんて、面倒くさい!と
思う人がとっても多い。
「そんな暇があったら、もう一回弾くわ!」と思うのがピアニスト。笑。

かつての私もそうでした。

だから、

長期的な変化を軸に据えつつ、今すぐにわかりやすい変化と
ある程度の結果をだす。

問題が起きる理由を、しっかり自覚できるようにし、何にむけて
身体を整えていけば問題が改善するのか明確に理解してもらえるようにする。

椅子から降りて、身体を動かすときは、それは具体的にどの問題を
解決することに直結するのかを理解してもらえるようにする。

というものにしました。

メソッドのエクササイズは、たくさんのピアニストのケアを行ってきている、
フェルデンクライスメソッドのプラクティショナーである、石井千代江先生に提供をお願いしました。

アレクサンダーテクニーク教師の田中優行先生にも、身体についてのたくさんのご指導を頂き
ピアノ指導についてのたくさんのヒントを頂きました。

違うボディーワークの先生お二人が、同時にレッスンを受けることを許してくださった
ばかりでなく、私が抱いた大きな野望をいつもいつも応援してくださり、どんな質問にも
丁寧に真摯に答えてくださったことにとても感謝しています。

このお二人との出会いがなければ、問題解決のメソッドを作ろうなどとは
決して思わなかったと思います。

出会いというのは、有り難いものですね。

まだまだ、メソッドとしては生まれたばかりですが、その中のエクササイズは
すでにたくさんの方々に経験して頂いており、効果を実感して頂いております。

ご興味のありそうな方がいらっしゃいましたら、ご紹介頂ければ幸いです。
無料モニターレッスンも継続中です!
痛みや故障に関しては、問い合わせフォームなどでご質問頂ければ
簡単なご案内や情報提供はできると思いますので、お気軽にお問い合わせください。

私の発信する情報が、たくさんの方のお役にたてることを心から願っています。

これからも、みなさんに喜んで頂けるような、情報やイベントなどを発信して
いきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

演奏時の衣装と靴

2015.09.05.07:52

今回の発表会でとても気をつけたのは、演奏時の衣装と靴。

ピアノ演奏では下着や洋服で音が全然変わること、
指先のコントロールの精度が全く違ってくることを、
私はレコーディングのときに
思い知らされました。

肋骨を絞めてしまう女性の下着、、寄せて上げたりすると(笑)
腕の動きは断然悪くなります。
そして、自分が共鳴しなくなるので、音の響きも半分以下に。。

発表会の直前、レッスンでドレスを着て弾こうとした人が中に
ゆるい補正下着のようなものを着ていて、、
カプースチンの「夢」を弾いたら、
響きが全くなくなって、子供用の練習曲のようになってしまいました。

その場で普通の下着に着替えたら
音色が倍増。別人の演奏。。

本人、、悲鳴!笑。

ちなみに、ドレスは肩ひもがないタイプだったので
胴体を少し絞めておりました。
ちょっとだけファスナーを開けると、、、(本番、こんなこと
出来ないけれど。笑)
さらに響きがぐんと増して。。。

その人は大きな衝撃を受けて、次回は機能性でドレスを
選びたいと言っていました。

本番直前に、ちょっとアームホールがきついかなという
ドレスを用意していた人が、演奏していると身体にだんだん力が入ってきて
しまうという理由で、その着用を諦めました。

身体が緊張すると、音が硬くなりますし、音がわからなくなりやすいですし
おまけに緊張を促進しますから。。
妥当な判断だったと思います。。

私の経験で言えば、ドレスは、着たときに思いっきり息を吸い込んでも
胸や胴回りが締め付けられないぐらいゆるいものだと、音に影響が出にくいようです。
肩ひもがないものは、胴体を絞めなければならないので
できれば肩ひもはあった方がよいようです。

下着のお勧めは、やっぱりヌーブラ。
肋骨が自由になると、弾けなかったものがスルスル弾けることも。

ストッキングを履かない、というのも効果的。

ストッキングを履くと骨盤の動きが悪くなるので、演奏が硬くなりやすく。
音の響きも減ってしまいます。
ファッションとして美しいとは言えないかもしれませんけれど、
ストッキング無しで靴をはく方が音はグッとよくなります。
細かいパッセージも弾きやすくなります。
足首から先のストッキングならよいですかと聞かれることもありますが
これまた、足の指が拘束されるので、履かないほうがやはり
弾きやすいです。

さらに細かいことを言えば、ウエストを絞めても音は変わるし。。
背中で紐をしぼって胴体の調整をするドレスも
絞め方によっては音が変わるし。

どこまで、こだわるか、、は、それぞれの判断ですが(美しさも重要ですから)
知らないで衣装に足をひっぱられるようなことのないように
したいですね。

こういう話は実は普段レッスンも伝えていますが
「比べて」はじめてわかることなので
伝えても伝えても
本人は「大丈夫でした。家で試したら普通に弾けました」と
言うことが多いです。

衣装は着て弾いてみて、問題がないかチェック
あわせてユルユルのパジャマで弾いて、その演奏の質に
変化がないかどうか比べることがとても大切です。


「大丈夫です」と本人がもっと言いがちなのが「靴」。。
今回、ほとんどの人がそう言ったのですが、、。
念のため、全員の靴をチェックしました。

靴は履くだけで足を緊張させ、足の指を動きにくくします。

先が尖ったもの、幅がきついものに関しては、足の指を拘束し
骨盤の動きを停止させてしまうので
演奏の質に大きな影響がでます。

ヒールが高すぎるものも、足首が絞まってしまうので
演奏に影響があります。
足首が絞まれば同時に手首も絞まりますから。

幅のきつい靴で弾いたら、演奏がボロボロ、、ミス連発になった生徒一名。。
ヒールの高い靴で弾いたら、音の響きが半減した生徒一名。。

二人とも靴を脱いで弾いたら、演奏が一瞬で良くなるのを体験して
悲鳴!笑。。
二人は、あわてて、靴を買いにでかけました。

その他、踏み方の癖や靴の裏の素材によって
ペダルを踏んでいるあいだに靴が滑っていってしまうこともあり
靴はなかなか難しいですが、根気よく快適な靴を
探すようにしたいですね。

私の経験では、靴の先が丸いもの、ヒールは3cmぐらいが
音もよく身体も動きやすいと思っています。
最近はピアノ用のパンプスも出ているみたいですけれど
やはり、その靴も先が丸く、ヒールは3cmほどでした。

そう言われても、自分になにがあうのか、はっきりわからない、、という人は
いろいろな条件の靴を用意して、弾き比べをしてみると
違いがはっきりわかり、自分にあう靴の条件がわかってきます。

衣装や靴が悪いと、演奏の質も落ち、音が悪くなると書きましたが。。
実はそれ以上に、、身体が緊張して、心の緊張スイッチがオンになるので(身体の緊張と
心の緊張はつながっていますから)
舞台でひどい緊張を引き起こすということも起きたりします。

もちろん、なにを着ても緊張しません!という方もいらっしゃるでしょうけれど
緊張傾向にある人は、衣装や靴を締め付けのあるものにすると
確実に緊張する方に引っ張っていかれます。

本番ですごくあがるんです、、なんとかなりませんか..と言って
レッスンに来る方がよくいらっしゃいますが、そういう方は
まず手っ取り早い方法として衣装や靴を見直してみるといいかもしれません。

靴も服も演奏を演出するツールであるのと同時に
演奏のための重要な道具。

しっかりと「比較」して、慎重に選びたいですね。

発表会無事終了!

2015.09.04.12:33

8月30日(日)に、私の音楽教室の発表会がありました。

おいで下さったみなさま、本当にありがとうございました。
御陰さまで、会は滞り無く終了。
色々至らない点もありましたが、出演者のみなさんにも、
お客さまにもとても喜んで頂けたので
発表会は成功だったかなと思っています。

ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

発表会は、みんなの挑戦の場でもあり、私の挑戦の場でもあります。

いつも基本的にみんな自分で曲選びしますが
難しそうかどうか、弾けそうかどうか、、という質問に対しては
「弾きたいなら弾ける」という返事をしています。

メチャメチャチャレンジな曲を選んだ人もいて
どうかな、、、と内心こっそり心配したりもしたのですが
私としては、発表会までにそれぞれの夢をなにがなんでも叶えるということを
自分に課していたので、全員、希望にOKをだしました。

私の目標は、チャレンジな曲がチャレンジに聴こえない状態にまで仕上げること。
発表会までに、その曲のレベルにまで、その人の実力を引き上げること。

いつもそれを目標にしてきましたが
今回は、それが前回より出来たような気がします。
解剖学の勉強をはじめてから、不可能に見える状況でも
それを可能にできるのだと知りました。

本当は、みんな指が動くように身体ができている。
でも、それを自分自身で邪魔しているだけ。
身体の色々な部分、、首とか背中とか、お尻とか、足とか、、
で、指の動きを邪魔している。
だから、それを取り除きさえすれば、指は動く。

レッスンで、みんな、無理だと思っていたものが、弾けることで
どんどん自信をつけ、表情に輝きがでてきたことが
本当に嬉しかったです。

今回は、最年少が中学二年生の大人がメインの発表会。
最後の一ヶ月は緊張対策に明け暮れました。

緊張は身体反応なので、徹底的に身体に働きかけをしました。

本番、緊張でミスをしたり、わからなくなったりする
メカニズムとしては、、
ミスする場所、わからなくなる場所は、
必ず練習中にもすでに身体に過剰な緊張が起きている。。
その緊張が舞台の上で、より強くでるために
身体のコントロールが不能になりミスに至ったり
頭が混乱してわかなくなったり(力が入ると
身体の感覚が無くなるので)。。と
いうことなのですが、
今回は、そのミスが出るであろう緊張ポイントを
あらかじめチェックして、練習の段階で、身体に緊張反応がでないように
(脳に緊張のない状態の動きを記憶させることを)しました。

すると、、いつも一番いいところでミスをすると嘆いていた人が
本番での山場でバッチリ成功!

他の人も緊張でミスをしても、混乱なくそのまま
するりとかわせるようになりました。

そして、本当に良かったと心から思ったのは
本番で緊張しても手が震えても音がやせずに
ふくよかに響いていたこと。

心が緊張しても、演奏への影響が最小限にとどめられるのは
重要なこと。

あらかじめ、「緊張しない状態の身体の動き」を
脳にインプットすることの大事さを実感しました。

みんなそれぞれに反省点はあったようですが、
それでも生徒たちは充実感で本当にキラキラしていて。
記念写真のときは、みんなの笑顔が輝いていました。

そして、終演後、お互いの魅力を見つけて伝え合っていたのが
素敵でした。
本番を素晴らしいものしようとリハやレッスンを重ねていくうち
みんながどんどん同志のようになっていきました。
お互いがお互いの成長や成功を喜び合えることは、とても素晴らしいことだと
思いました。

今回は、ラベル、ラフマニノフ、カプースチン、、などの重たい曲もあり
その他ポピュラーな作曲家のものも、長い作品が多かったのですが

映像を交えたり、途中、くるみ割り人形組曲全曲+2曲での連弾を
映像とナレーション付きで聴いて頂いたり、、
朗読の大山裕子さんをお招きして京都のおはなし会での
演目を聴いて頂いたり(私も結局、連弾あわせて17曲弾きました)、
歌を入れたり、ゲームの曲を入れたり、、
あれこれ工夫をこらした結果、、発表会、、というより
コンサートとして楽しかったという感想をあちこちから頂き
小さいお子さんにも最後まで聴いて頂くことができました。

とにかく、学習発表の場、、みたいなことではなく
純粋にコンサートとして楽しんでもらえる舞台にしたいということが
目標だったので(だから、お客さまに心配をかけるような中等半端な仕上がりの
ものは、舞台にのせてはダメと生徒たちにも言ってきましたが)
とても嬉しいです。

当日は、私の監督下で指示通りに弾く生徒としてではなく、
一人一人、コンサートに出演するアーティストでいて欲しいと
願っていたので、本番は自由に弾いてね!どんどん私を裏切ってね!と言いました。

すると、、耳コピーでゲームの曲を弾いた中学生が本番当日、音をたくさん
変えて弾いておりました。笑。頼もしい!

昔は、こんな生徒はいなかったな。。
私もこんな子どもじゃなかったし。笑。
私が自由になれば、生徒もどんどん自由になるのだと思いました。

これからも、みんなどんどん自由に伸びやかに羽ばたいてほしいと思っています。

さあ、私も精進、精進。



セルフイメージの罠

2013.10.11.23:33

みんな自分に対してもっている、セルフイメージ。

これがどんなに大きな影響があるかを最近、体験しました。

私の知っている中学生の女の子は、両親から「お前は馬鹿だ!頭が悪い」と言われて
大きくなりました。
私からみると、彼女はとても賢い女の子でしたが、彼女は
両親に言われることで自分に対して、私は頭の悪い子だというセルフイメージを持ちました。
すると、、そう思った通りの自分をいつの間にか無意識で演じるようになりました。
数学の証明問題。途中まで全てあっているのに、最後の計算で「ちゃんと」間違える。
予定通り「ちゃんと」悪い点数をとるのでした。
両親からみれば、「やっぱり、この子は頭が悪い」ということになったのでしょうが。

これと同じようなことが私の中で起きていることに、最近気づきました。
私は実家で、「料理が下手だ!」「家事ができない」と両親に言われていたので
自分は、とっても料理が下手なのだと思っていました。
夫が「美味しい、美味しい」と言って食べても、「この人は
まずい料理を美味しいなんて言って、なんていい人なんだろう」と思っていました。
その時の私は、友人が遊びにきたときに笑うくらい、たどたどしい手つきで
料理をしていました。

ところが、ある日、「あれ?私の料理、そんなにまずくない気がする」と
思い、夫に「私の料理、そんなにまずくないよね?」と言ったら
「だから、ずっと美味しいって言ってるのに、下手だ下手だって
言い続けるから、ちょっとイラッとくるなと思ってた」と言われました。笑。

そっか。別に下手じゃないんだな。そっか。美味しいのか。。と思った
次の日、自分が人参を実に軽快に切っているのに気づきました。

私は、下手な私を無意識で演じていたのでした。
わざとたどたどしい手つきで料理していたわけです。

さて、レッスンでも同じようなことがよくあります。

先生に「下手だ下手だ」と言われてきた人は
必ずたどたどしく、なんとなく下手に弾きます。

レッスンをしているときに、「下手を演じている」ことを
伝えると、みんな「いえいえ、そんなことはありません。
私は下手なんです」と必ず一回は言いますが
「じゃあ、ちょっと上手な人を演じるゲームをしましょう」と
弾いてもらうと、その後、必ず「下手」を演じていたことに
気づきます。

下手だ下手だと言われると、人は傷つきます。

もうそれ以上、傷つけられたくないので
なんとなく、たどたどしく弾いて
「下手だから、お手柔らかに」という信号をだすようになります。
気持ちく弾いて、「下手だ」と言われたら
すごく傷つくので、わざと防御でお芝居をするのです。

そうやっているうちに、「下手」を演じている自分が
本当の自分だと思いこむようになり
自分でそれを定着させていきます。

大人の方でモニターレッスンに来る方は
こういう方が圧倒的に多いです。

下手じゃないのに、下手だってことにされて
それを演じて、それに苦しむ。

本当にもったいない話なのですが。。

いつもレッスンでするのは、「下手」だと思っているのは
勘違いで、本当は身体の緊張が解き放たれたら
自然にきれいに弾けるのだということを
お伝えして、それを実際に体験して頂くことです。

いわば、よくない魔法をかけられたのを
解く作業です。

魔法がとけたら、あら不思議。
みんな、ぐっと上手になります。

有り難いことに、みなさん、私のレッスンのお陰で上手になったと言って
くださるのですが実は、そうではありません。
本当は、上手なのに、魔法がかかっていただけで
私は本来の状態に戻しただけ。笑。

それをみるたび、みんながどんどん輝いていける可能性があるのだと
確信して嬉しくなります。もちろん、私自身も。

「先生」という肩書きがつくだけで、ひとつの権威となります。

「先生」の言葉で、生徒の可能性は広がったり、つぶされたりする。

いつも肝に銘じておかねばと思います。

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プロフィール

篠原みな子

Author:篠原みな子
作曲・編曲家/ピアニスト
2006/11/11にファーストアルバム「Whispers of Fairies」をリリース

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おそうじ楽々。しかも地球もきれいになっちゃいます。

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