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目の前の人は鏡である

2013.11.19.22:18

私は、娘をつれてよく近所の公園に行きます。
最近は、娘に仲好しの遊び友達もできました。

さて、ある日のこと。
娘の遊び友達の子が、その日だけおばあちゃんと公園に来ていました。
いつもは、お母さんと来ているのですが、その日はお母さんが用事で
出かけているとのこと。

いつものように、娘とその子が遊び始めました、、、が。

その子の様子がいつもと全然違います。
表情というか空気というか。
なんだか別の子のような錯覚さえしてしまうほど。

たぶん、そのときのその顔が、おばあちゃんといるときの
その子の顔なんだなと思ったとき、、、ハッとしました。

私も含め、お母さんは子どもといる時間が長いので、
子どものことを一番よく知っているつもりになったりしますが
お母さんが知っているのは、「お母さんといるときの」その子だけなのだと。
それは、その子が潜在的に持っているたくさんの顔の中のひとつでしか
ないのだと。

子どもが見せる顔が、好きなときは良いとして
「なんで、そんな風にするのか?」とい思ってしまう面(顔)を
見たときに、母親としてはつい「あなたは、そういうことをする子」と
子どもに対してのイメージをかためてしまったり、または
子どもにそう言ってしまったりしがちだけれど、
それは「自分に見せている一面」に過ぎないと思ってみると見え方は
がらりと変わる気がしました。

その立ち位置で見ると、お母さん自身がその面を引き出している可能性を
考えざるを得なくなります。
場合によってはしんどい立ち位置になりますが(笑)、
そうやって考えていくと、もろもろの問題は
解決の糸口が見えてくるような気がします。

目の前にいる人は鏡だという話をよく聞きますが、小さい子どもは
ほんとうによく映るぴっかぴかの鏡なのですね。

友達、家族、同僚、生徒。。。
私はこの人を知っている、、と思っていても
それはその人のもつたくさんの顔の中の1つ。

自分がその人のどんな面をひきだしているのだろうと考えて
目の前にいる人と向き合ったなら、いろいろなことが見えてくる気がします。
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お手柄泥棒

2012.10.02.12:34

レッスンにいらしている大人の生徒の方から
「レッスンに来てから、こんな嬉しい変化がありました!」と
言われると、とても幸せな気持ちになります。

しかし、この幸せな嬉しい気持ちは、結構くせ者。
ちょっと油断すると、生徒の成長が「自分のお陰」のような
錯覚に陥ります。笑。

生徒の変化や成長を促すように、こちらはレッスンはするものの
それを受け取り、自分の中に取り入れて変化にまで導いたのは
ご本人の力。

わかっているのに、時々、心の片隅で、こっそりと
ほんのちょっとだけいい気分になる私。笑。

これと同じようなことが
子育てでも発生するのだということを
最近、発見♪

娘が褒められたりすると、なんだかちょっといい気分になる。

この「いい気分」の中をよ〜くよ〜く見渡してみると
片隅に、私のお陰の錯覚が見え隠れすることが
あるのでした。

我が家では、これを「お手柄泥棒」と呼んでおります。笑。

娘が褒められたのは、娘の力なのに
私の力ってことにして、お手柄をちょこっと横取りしてしまう
という、意味です。笑。

この「お手柄泥棒」、なんで私が問題にするかというと
お手柄泥棒したい心は、「良い状態」のときも
さることながら「悪い状態」が起きたときに、
お互いの心に大きなストレスを引き起こしてしまうと気づいたから。

たとえば、「生徒のレッスンがうまくいかない」とか
「娘がいい子にしていてくれない」とか。

よい時は「私のお陰」なので、自動的に
悪いときは、「私のせい」になります。

私のせいだ!と思った途端、任務が上手く遂行できていない
ことに対して自分の中に罪悪感が芽生えて、慌てます。
そして自分の罪悪感から逃れたい一心で
大急ぎで相手を変えようとしてしまいます。

すると、本来なら問題解決のために一番力を貸さなければならない私が
生徒や娘の「自分の問題を自分の力で自分のペースで解決する」
という、とても大事な成長のプロセスを邪魔する人になってしまう可能性が
あるわけで。。。

たぶん、今のところ「泥棒未遂」で終わっているのですが
(たぶん、、ですけれど。笑)
なんとなく、心の危うさに気づいたので
自分への戒めを込めて、ブログに書き残しておこうと
思いました。

できるだけ自分の汚れをつけないように気をつけながら
相手の中にある力が伸びていくことをサポートしたい
というのは、レッスンでも子育てでも
強く強く願うことですが
そのためには自分の心の大掃除を常に行っておく
必要があるのだなと実感する今日このごろです。

2012.02.01.12:26

夫は、実に私の心の中をきれいに映し出す鏡です。

自分の調子の善し悪しが、夫を見るとわかります。

映し出されるものは、自分にとってわかりやすい
顕在意識のものもありますが、時には
潜在意識のものもあります。

潜在意識のものが映し出されたときは
自分としては、顕在意識の状況と
映し出されたものが違うので
「あれれ?なんで?」
と、一瞬思いますが、よ~くよ~く自分の心を
観察していくと、「ああ!これか」というものが
見つかります。

映し出されるものは、嬉しいものもあるし
見ないようにしていたものもあります。

見ないようにしていたものが映ったときは
すぐには「自分の中のものが映った」と思うことができず
映し出している相手(夫)に「なんで?!」という
気持ちを抱くのですが(笑)
「いやいや、何か映っているに違いない」と
思い直すと、相手の姿はてきめんに変わって行きます。

さてさて、このたび、さらによく映る鏡がやってきました。

そう。娘です。

この鏡もごまかしがききません。

私の調子がいい時は、それなりに
悪い時も、それなりに(笑)
反応します。

調子が悪いんだから、いい子にしてて~と
思っても、鏡ですからね。笑。

よく映る二つの鏡がいつも
ニコニコであるように
自分の中をいつもハッピーな気持ちで満たしていけたらと
思っています♪

ご無事でいらっしゃいますか?

2011.03.13.19:29

地震、すごかったですね。

みなさんご無事でいらっしゃいますか。

地震から二日。

テレビからの情報、飛び交う安否確認のメール。
気づけば自分の中が地震のことで一杯になり
心がとても重くなっていることに気づきました。

被害にあわれている方々の心が重くなるのは
当然のことですが
大きな被害にあっていない自分の心が
重くなってしまっているというのは
どうなんだろうと思っていたところに
大きな気付きを生徒が運んできました。

金曜にレッスンができなかったので
今日振り替えとしてレッスンをしたのですが
レッスンにきた小学3年生のMちゃんが
とびっきりの笑顔でやってきました。

みんな顔をあわせると
地震の話題で一杯なのに
彼女の頭の中は発表会のことで一杯。

地震なんかなかったかのような顔で
「弾けるようになったよ~。発表会で弾く曲以外は
全然ひかなかったけどね~♪」と言いながら
キラキラとした笑顔を見せてくれました。

Mちゃんが入ってきた途端
空気がぱ~っと明るくなったのが
部屋にいたみんなにわかりました。

そして、その空気を感じた途端
みんながなんだか元気になりました。

そのときに思ったのです。

こういう時だからこそ
妙に不安になったり
ニュースをみて必要以上に感傷的になったりせずに
自分の心に穏やかさを取り戻し
元気を取り戻すことが大切なのだと。

被害にあうことなく、元気に暮らせている私たちが
しょんぼりしていてはいけませんね。

それぞれが心に穏やかさや楽しさを取り戻し
元気になることで
自分なりに「大変な状況の方々にして差し上げられること」が
見えてくる。

大変な目にあっている方々がいるのに
楽しくするなんて、不謹慎な感じがするかもしれないけれど
でも、一緒にしょんぼりしたって
何の役にもたたない。

だったら、自分の心に穏やかさや楽しさを取り戻して
自分の中をキラキラしたエネルギーで満たして
その元気を誰かのために使うことを考えたほうが
よっぼどいい。

人の思いはエネルギー。
そうやって、一人一人が自分の心に元気を
取り戻したら、きっと色々なことが良い方向にいくに
違いないと思います。

そして、被害にあわれている方々に
心配の念をおくることなく
きっと大丈夫だと強く信じる心を
送りたいと思うのです。

みんなが一日も早く、平和で安心な暮らしを取り戻すことが
できることを心から祈ります。

「好き」と「嫌い」

2011.03.09.09:59

“「好き」と「嫌い」って同じもの”って
聞いたことありますか?

昔、誰かに聞いて、「ふ~~~ん。。」と思っていたのですが
あるとき、「なるほど!」と納得する出来事がありました。

学生時代の友達と三人でランチをしていたときのこと。
その中の一人、Nちゃんが昔懐かしい漫画の話をはじめました。

「ねえ、昔さあ、キャンディ・キャンディって漫画あったよね。」

キャンディ・キャンディは私たちが小さい頃にとっても流行った漫画。
キャンディ・キャンディ
キャンディ・キャンディ画像

簡単に言ってしまうと
不遇なキャンディが、どんなことにもめげずに
笑顔で明るく生きて行くというお話でした。

Nちゃんは「私さあ、キャンディ・キャンディ大嫌いなんだよね。
特にさあ、キャンディが嫌い」と続けました。

リアルタイムで読んでいた頃
私たちは小学校低学年ぐらいだった思うので
私ともう一人の友達は、キャンディ・キャンディ
がどんな話だったのか
どんな時代背景だったのか
ぼや~っとしか覚えていませんでした。
「で、最後どうなったっけ?」みたいな感じ。

しかしNちゃんはリアルタイムでは読んでおらず
どうも高学年になってから読んだようで
登場人物相関図から時代背景から
舞台設定まで、とにかく詳しい。

そして、私ともう一人の友人が全く覚えていない内容を
とっても詳しく説明をした上で
「だからね、嫌いなの」と言うのでした。

最後の「嫌いなの」という言葉さえ聞かなければ
まるでファンかと思う程の詳しさ。笑。

好きと嫌いが同じというのは
そこに強くフォーカスするという意味において
同じなのだと、このときわかりました。

好きと嫌いは
「気になっていて」
「気づかぬうちに、そこにフォーカスしてしまって」
「その対象を観察してしまい」
「その対象に詳しくなってしまう」
という点において、同じなのですね~。
その時に抱く、感情の方向が違うだけで
強い興味を持っているということには
変わりないのですね。

人の心は面白い。笑。

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プロフィール

篠原みな子

Author:篠原みな子
作曲・編曲家/ピアニスト
2006/11/11にファーストアルバム「Whispers of Fairies」をリリース

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