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楽しい週末

2008.07.27.22:08

7月26日土曜日、六ヶ月半の入院生活を終えて、
父が無事に退院しました。

たくさんの方の優しさに支えられた半年でした。

お医者さまも看護士さんも、「仕事」以上の気配りや愛のある
方々ばかり。
たくさんの励ましを頂き回復に至りました。

本当に父は幸せだと思います。

父は三月からリハビリ病棟に移動してリハビリをしていたのですが
その前は脳神経外科で脳出血の治療を受けていました。

退院の日、脳神経外科の病棟に父が歩いて退院の挨拶にいくと
担当だった看護士さんは目に涙をうかべて
回復を喜んでくださいました。
(脳神経外科にいたときは、車いすに三時間座っているだけでクタクタになってしまう
ぐらいの体力。ベッドから自力で起きることもできず
歩くなんてまだまだ、、、という状態だったんです。)

父の回復を家族と同じぐらい喜んでくださる方がいるというのは
本当にうれしいものです。

「手足は動くようにならない」と断言していらした
脳神経外科の担当医の先生は、今だに父の手足が動くのを
不思議そうに眺めていらっしゃるそうです。

それほどの奇跡だった、、、ということです。

神様のくださった奇跡とたくさんの方の愛に支えられ
無事退院。

感謝で胸がいっぱいになりました。

父の退院の日、私が父の送り出しをして
兄が父を実家に送りとどけることになっていたので
私は病院で父を見送ったあと、夫と一緒に隅田川花火大会を見にでかけました。

去年同様、花火大会の第一会場の目の前のマンションに住んでいる友達の家で
親しい仲間と花火大会を満喫しました。
08-07-26_19-39.jpg

マンションは八階なので、目の前にあがる花火を楽しむことができます。

本当に楽しい時間でした。

そして翌日日曜日。

日曜日は北海道で出会った友達とそのご主人がピアノのレッスンにくる日。
二人とも練習熱心で、どんどん上手になるうえ
「楽しかったね、楽しかったね」といいながらお帰りになるので
私はいつもレッスンが終わると、すごく元気になるのでした。

ご機嫌な気分でその後はゆっくりと過ごし、
そして夕方。

外は急に風が強くなり小雨がふりはじめ、稲光が見えるような荒れ模様のお天気に。

するとベランダから夫の呼ぶこえが。
「早く!早く!」
夫がなんだかいつもの静かな様子とは違うのでなんだろう?と思って
ベランダに走っていくと
空一面に大きな虹!!
08-07-27_18-42.jpg

写真は虹のはじっこしか撮れなかったけれど
本当はきれいな半円の虹だったんです。
(大きすぎて撮れなかったんです。。。)

「うわあ~~~」

半円の虹をみたのがはじめての私は大興奮!

きのうの父の退院を神様が祝福してくれているような気持ちになりました。

幸せいっぱいの週末。
この幸せパワーでまた実家に帰ってからリハビリに励む父を
応援していこうと思います。




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ドラゴン・ノート

2008.07.23.23:49

私のホームページのトップページにある似顔絵を書いてくださった
田中良枝さんがこのたび本を出版されました!

タイトルは「ドラゴン・ノート」
http://www.luna-sole.jp/

発売日の6月20日は私の誕生日。
このすてきなご縁がうれしくて仕方ない私。笑。

良枝さんとはいろいろな会でお目にかかるほかに
メールなどでプライベートなお話もする間柄。

温かくて優しくて、まっすぐな良枝さんが私は大好きです。

さてさて、その良枝さんの書いた「ドラゴン・ノート」

読んでみました~。
とてもすてきな本です。

良枝さんはもともとカウンセリングやセラピーのプロフェッショナル。
この本はそのカウンセリングやセラピーの知識がいかされた
人生を幸せに生きていくためのエッセンス盛りだくさんの
ファンタジーになっています。

帯の文句はこうです。
「この秘密のノートを開けば、願いはきっと叶う!」

わくわくしますよね。

この本では、ピッポという少年の物語を通して
自分の本当の夢にきづき、いきいきと生きていくためには
日々どんなふうに物を考え、どんなふうに自分と向き合い
どんなふうに過ごしていくのがよいのかということについて
たくさんのヒントがしめされています。

そして、自分の背中をおしてくれることもあれば
自分を混乱させ苦しめることもあるパワフルな存在、
「感情」についても詳しくふれています。

幸せに生きていくために感情とのつきあい方は
とても重要だと思います。

自分の本当の夢に気付き歩き始めたあとも
人は喜びを感じる以外に不安や恐れを感じることがあります。
ときには嫉妬に悩まされることもあるかもしれません。

そんなどう扱ったらよいのか困りがちな感情とのつきあい方も
物語の中に織り込まれているのはうれしいですね。

そしてなんと言ってもこの本の一番の良さは、
「幸せな生き方のヒント」「夢のかなえ方のヒント」
が物語になっているという点です。

「運をよくする」「幸せになる」「夢をかなえる」ための
ノウハウの本、よくありますね。
そういう本もわかりやすくて良い点もたくさんありますが
ダイレクトにノウハウについて触れるのではなく
そこへ向かうヒントが「物語の中」に織り込まれているからこそ
得られる物がある。

ノウハウの形の本だと、ついつい読みながら頭で考えがち。
どうしたらもっと良く変われるだろう。
今何をしたらいいんだろう。。。って。
下手したらプロセスをふっとばして、どうしたら早く
今よりよくなるかな?なんて思ったりするのは私だけでしょうか??笑。

でも物語になっていると主人公を通して、変化のプロセスを楽しみながら
しっかりと感じて味わうことができる。

主人公とともに「プロセス」をしっかりあじわうことで
今度は主人公が自分になったときも、「プロセス」の大切さに気付き、
それを楽しみ味わうことができるようになると思うのです。

プロセスをしっかりと楽しみ味わう、これはとっても大切なことだと思います。

だってプロセスこそが生きていくことだから。

私がこの本を読んで一番好きだった言葉は、物語の終盤に
ドラゴンが主人公に言ったこんな言葉。

「自分を生きることを楽しむのだ」

「自分を生きることを楽しむ」って
自分自身の見かけも資質も性格もバックグラウンドも何もかも
すべてを受け入れた上で、
自分におこる一つ一つのことを楽しんでいくってことですよね。

誰かと比べることなく、自分を否定することなく
世界でたった一つの自分という人間の人生を肯定的に受け止め
思いっきり楽しむことこそが
「幸せになる」ということなのでしょうね。

たくさんの示唆をくれる物語
「ドラゴン・ノート」

みなさんは、どんな言葉に生きるヒントをもらうのでしょう。

ぜひぜひ読んでみてくださいね☆

北海道旅行 その4

2008.07.20.15:41

礼文で楽しい時間をすごした私たち。

帰りは礼文から利尻島にフェリーでわたって、利尻空港から新千歳空港に飛行機で移動
そこから東京へと帰るルートをとりました。

利尻島の滞在時間は少なかったけれど
何か楽しいことをしたいな~と思って町営の温泉に入りました。

温泉にはいったら、三日前に星観荘で同じ部屋だった女の子に遭遇。
思いがけない再会に大盛り上がりでした。

温泉はとってもきれいで気持ちよくて旅のおわりを締めくくるのに
最高でした。

さて利尻空港まではフェリーターミナルからバス。

そのバスが遅れてやってきました。
実は飛行機の時間ぎりぎりのバスだったので(その前のバスは
それより二時間ぐらい早くなるのでそれにしたのですが)
冷や汗をかく私たち。

バスのなかから利尻空港に今空港に向かっていること、
そのバスが遅れていることを電話で伝えました。

すると空港の人からはのんびりしたお返事が。
「飛行機も遅れているから大丈夫ですよ」って。

飛ぶ飛行機も一本だから、どの便とか言う必要もないし
バスが遅れても飛行機も遅れているから大丈夫って
う~ん、東京じゃ、ありえない。すてき☆笑。

噂によると、利尻からの飛行機は一時間以上遅れることも珍しくないようで
利尻から千歳を経由して乗り換えるっていうのは
本当は結構リスクがあるらしいです。
(一緒にバスにのっていた岡山からきていたご夫妻は昨年利尻からの
飛行機が一時間半以上おくれたので、千歳から岡山行きの飛行機にのれず
チケットがパーになったうえ、札幌に一泊することになったそうです。)

しかし、私たちののった飛行機は、ほどよく遅れてくれたけれど(笑)
到着は定時。
無事羽田行きの飛行機にのることができました。

ラッキー♪

そして夜八時すぎに無事帰宅。
買ってきたお弁当をたべてお風呂にはいりましょう。。と思ったら。。。

給湯器がなんと故障!!
お湯が全くでません。

びっくり!!!

ああ。利尻で温泉にはいっておいてよかった。
思いつきで温泉に行った私たちって、なんてついてる!!

そしてさらについていることが。。

後日、ガス屋さんがきて点検したら給湯器はかなりいたんでいるということで
大家さんが給湯器をとりかえてくれると言うではないですか!

新品の給湯器だ~~!
大家さん、太っ腹です。笑。

ついている旅にはついているオチ。
どこまでもラッキーな私たちでした。

そして一週間後。
今度は給湯器の話ではなくCDの話。

CDの販売の件で星観荘に電話したときのこと。
ちょっとうれしい話を耳にしました。

星観荘を出発する日の朝、私はおわかれにピアノを弾きました。
a fairy's whisper をひいたのですが。。

それを聴いていた民宿のお家のお嬢ちゃんがタイトルを聞くまえに
「なんか妖精の曲みたいだなって思った」
って言うんです。

なんだかうれしくなってしまいました。

子供の感性で聴いてみて、そう聞こえたっていうのが
嬉しいなあ。

楽しい旅の楽しい余韻がどこまでも続いて、本当にハッピーです☆

北海道旅行 その3

2008.07.20.15:00

旅行四日目。
サロベツから電車で稚内へ。

稚内を二時間ぐらい軽く観光して
礼文島行きのフェリーにのるためにフェリー乗り場へ。

稚内のフェリー乗り場は、今年五月に新しくなったらしいのですが
その変身ぶりにびっくり。

前回礼文に行った十年前には、小さな駅ぐらいの大きさだった
フェリーターミナルが、地方空港よりも大きく立派になっていて。
船もものすごくきれいになっていました。
きれいっていうより豪華になっていたって感じ。

時は流れているなあ。

二時間ほど船にのって礼文島に到着。
到着するなり、漁協直営の食堂へウニ丼を食べに直行。

おいしい~~~!
礼文といえどもウニ丼はほとんどの店が3000円前後と
高いけれど、この味は食べる価値ありです。

ウニ丼をもりもりたべて、今回の観光の目的でもある
花のある景色を見に出発!

礼文は六月七月はたくさんの高山植物が見られるという
話を前から聞いていて本当にあこがれていたのでした。

まずはエーデルワイス(レブンウスユキ草)の群生地へ!
ここはこの時期有名な観光スポット。

群生地へ行く道でたくさんの花に出会いました。
お花につられて歩くので、山道も意外にさくさく歩けます。

今の季節はお花はきれいだけれど、天候の不安定な礼文島。
歩いている間に空が少しずつ暗くなって
霧もでてきて、風が冷た~い。
サロベツの比ではありません。

美瑛では半袖のシャツで自転車に乗っていたのに
礼文ではセーターの上にジージャンを着て、さらにウインドブレーカーをきて
ちょうどいいぐらい。
北海道って本当に広いなあ。

霧と寒さにまけずに群生地に到着。

エーデルワイスって思いのほか小さい。
「え?これ?」っていうぐらい。とっても可憐なお花でした。

DSCN0356_convert_20080717143012.jpg

エーデルワイスを見たら、もう民宿の人の車の迎えの時間ぎりぎりになって
しまったのでその日の観光はおしまいに。

礼文での宿泊先は星観荘(せいかんそう)。
http://homepage1.nifty.com/seikanso/main/p030000.htm

ここは、北海道好きの旅人にとっても有名で人気のあるところ。
人気の秘密は食事。
海の幸をふんだんに使ったおいしいお料理がたっくさんでるのに
とってもリーズナブルなお値段。
そして、親切だけれどさっぱりしたオーナーさんご夫婦も人気。

星観荘を訪れるのは私は今回で三回目。
最後に訪れたのは十年前ですが、オーナーさんは私の顔を見るなり
「あ、きたことあるよね?」とおっしゃいました。
さすが!

星観荘は男女別相部屋の宿。
二段ベッドにカーテンがかかっていて個室みたいな感じになります。
そしてお食事は宿泊客全員が食堂で一緒にいただきます。

ちょっと合宿っぽい感じですが、これがまたいいんです。

宿泊客の中には礼文島に毎年きているような人もいて
どこの場所では花がたくさん咲いていたとか
どこのお店がおいしいとか、お部屋や食事の時間に
ほかの人と交流する中でたくさん情報を得ることができます。

もちろんガイドブックにはのっていないような情報もたくさんあります。

以前、そんな楽しい星観荘で出会って仲良くなって今だに付き合いのある友達が私には
三人いて、そのうち二人は結婚式に呼んだり呼ばれたりの仲です。
(のこりの一人は地方に住んでいる男の子なんで結婚式には呼ばれませんでしたけど。)

…とオーナーさんに話したら、星観荘で出会った人のなかで
結婚したカップルが70組ぐらいいるんだよという返事がかえってきました。
楽しい場所で楽しい思い出を共有することで、すてきな縁がうまれちゃうんですね☆

私たちはその楽しい場所で三泊しながら、たくさんの景色とたくさんの
花を楽しんでまいりました。

旅行五日目に歩いたすてきな場所。
DSCN0377_convert_20080717144113.jpg

DSCN0375_convert_20080717143947.jpg

上の写真にうつっている白い花のアップが下の写真。
セリ科の植物で本当にそこかしこにたくさん咲いていました。
DSCN0389_convert_20080717144305.jpg

下のピンクの猫じゃらしみたいな花(猫じゃなくてトラノオらしいです)
もたくさん咲いていましたね。
そのむこうに見えるのが利尻島の利尻富士。

DSCN0367_convert_20080717143138.jpg

そして旅行六日目は、朝からものすごい風の大荒れのお天気でした。

ほかのお客さんはそれでも花を見に行くとでかけていきましたが
私たちは旅の終わりということもあって
ちょっと宿でのんびりすることに。

窓から風の吹きあれる景色をみながら、のんびり。。
夫は漫画を読み、私は。。。

食堂の片隅にピアノを見つけました。
ここの民宿のお嬢ちゃんの練習用らしいのですが。
こんな景色をみながらピアノ弾いちゃったら楽しいかも~と
思い、人がいないのをいいことに楽しくピアノをひきました。

…このことが思わぬ幸運につながったんです。

民宿の人はいそがしくお掃除をしていたので
きっと聴いていないだろうって思って弾いていたのですが
じつはしっかり聴いていらして。。
ご夫婦が私の曲を気に入ってくださり。。

なんと、このことがきっかけで星観荘でCDを販売して頂けることになりました!

わ~い!北海道進出!!
大好きな礼文島でCDをかけてもらえて、売ってもらえるなんて夢のよう!

北海道ってくると必ずすてきな出会いがあるんです。
礼文ですてきな友達ができたことは書きましたが
去年の美瑛で知り合った人たちとも東京にかえって食事会をしたり
仲良くしていただいています。
しかもその中のひとりは、今私のところにご夫婦でピアノを習いにきているんです。

今回はどんないいことがあるのかな~と思ったら。。。

最後の最後に大きな神様の贈り物が待っていたのでした。
本当に幸せ☆

幸せいっぱいで礼文をあとにした私でした。

北海道旅行 その2

2008.07.15.18:14

旅行三日目、美瑛を出発したあと私たちは豊富(とよとみ)にむかいました。

私がどうしても行きたかったサロベツ原野を見るためです。

北海道の人にサロベツに行くんです!と言ったら
「何にもないですよ~」と笑われました。

なんにもないのがいいんです。
「何もない」のを見たくていくんですから!!

私はとにかく広くて大きい景色が大好き。
そういうところに行くと、なんだか元気になるのです。

豊富駅まで宿の人に迎えにきてもらって
車でサロベツ原生花園に連れて行ってもらいました。

さえぎるもののない広大な景色に感動!

DSCN0313_convert_20080713003554.jpg


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ほんとうは今の季節はエゾノカンゾウがきれいな季節で
いつもは原生花園が黄色くなるほど咲いているそうですが
今年は霜にやられて、ちょっとしか咲いていないのだそうです。

ちょっとだけ咲いていたエゾノカンゾウ。
DSCN0305_convert_20080713003100.jpg


私たちが行った日は、とにかく風のつよい日で
遮る物のない原生花園は風がびっくりするほど吹き渡っていて
顔がいたいほどでした。

寒いな~と思いながら、原生花園の木道にしゃがんだら
「あら。あったかい♪」

調子にのって、夫と木道のちょっと広くなっているスペースに寝そべってみました。

すると。。

草たちがちょうど風をさえぎってくれて
嘘みたいに温かい。
空が果てしなく広く青くて、ふたりでしばし
木道でゴロゴロしておりました。笑。

なんとも自然と一体化した気持ちを味わえ
気持ちのよい時間でありました♬

さて、原生花園を楽しんだあとは
宿泊先に移動することに。

宿泊先のオーナーさんに「とにかくま~っすぐ歩いておいで」と
言われました。

ま~っすぐねえ。。。

歩き出したらその意味がわかりました。
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この道を風にびゅーびゅー吹かれながら夫と二人ポクポク30分以上あるきました。
景色がかわらないから、どのぐらい進んだのか手応えがなくて
なんだか果てしなく思えました。笑。

途中、唯一変化のある景色が、、。
DSCN0318_convert_20080713003819.jpg


日本とは思えない風景です。

そして、ダイナミックな花を発見。
私の身長ぐらいある大きな花です。
北海道は花まで大きいの?!

DSCN0320_convert_20080713003932.jpg


果てしない道を30分以上あるいたところで
やっと宿泊先の看板を発見。

宿泊は先は「民宿あしたの城」
http://sarobetu.info/

あしたの城は「あしたのしろ」ではなく「あしたジョー」と読みます。
あしたのジョーだけあって、部屋の名前はすべて
あしたのジョーの登場人物の名前になっています。
ちなみに私の部屋は「ウルフ金串」の部屋。

ちょっとマニアックな登場人物ですが
私は小学生のころ「あしたのジョー」が大好きだったので
(兄とボクシングごっことかしてました。笑)
「おお!」とテンションがあがりました。

サロベツで一泊して、次の日はすぐに稚内に出発。
駅に行って時刻表をみたら
このあたりって電車が三時間に一本とかなんですね。
おどろきです。

待合室には本棚があったりして。
待っている間にみんなで読むんでしょうかね??

朝、はやめに駅に送ってもらって時間があったので
この本棚の本を読もうとのぞいてみると
私が昔大好きだった本がありました。

銀色夏生さんの「君のそばで会おう」という詩集。
http://www.amazon.co.jp/君のそばで会おう-角川文庫-銀色-夏生/dp/4041673070

銀色夏生さんの本に出会ったのは大学生のころ。
恋する女の子の詩がとってもよくて
とにかく持っていない本を見つけたら
ぜんぶ買っていました。

何回もよんで「このフレーズいいなあ」って
友達とさわいでいたっけ。

しかし時がたって、今読んでみると
あのころ全然詩の意味がわかっていなかったなって思いました。

なんていうか、あのころは詩の内容よりも
フレーズにきゅんとくることが多くて
でも詩の内容全体はなんとなくしか理解できなかった。

今読むと、詩の内容が理解できなかったことが
理解できない!っておもうほど内容がよくわかる。

人間ていろいろな出来事を体験して、いろいろな感情を味わううちに
ちゃんと物事に対しての理解が深くなるのだと実感。

今は大学生のころの記憶力には到底及ばないけれど
今はそれを補う理解力を身につけている。

昔の記憶力の良さに比べて今の記憶力を嘆くセリフをよく聞くけれど
嘆く必要はないなって思った。
だって、あんなに理解力がないころに記憶力もなかったら
生きていけないもの。笑。

十代の記憶力の良さは、やはり必要あってのものなんだなって思う。
人間って人生のはじめに、たくさんのことを記憶して
そしてある程度記憶がたまっていったら、記憶のスピードを少しおとして
今度は考えを深めるように作られているのかな
なんて思ったりして。

ちょっと大人になった自分に満足して、稚内に旅立った私でした。

北海道旅行 その1

2008.07.11.22:06

六月の末から七月のはじめまで一週間ほど、北海道に行ってきました。

私は北海道が大好きで、今までに多分8回ぐらいは行っていると思います。
でも六月七月のお花がきれいな時期には行ったことがありませんでした。

「花のきれいな時期の北海道に行きたい!」それが
私の長年の夢でありました。

今年は前半いろいろなことを乗り越えた自分にご褒美をあげようということで
この長年の夢を実現すべく旅にでたのでした。

昨年の北海道旅行は一人旅でしたが、今回は夫と一緒。

一週間前ぐらいから、ふたりで準備をしながら盛り上がっておりました。
当日が朝6時55分の飛行機だったので
出発の前日に早起きの練習!と言って用もないのに5時に起きたりして。笑。

さて当日は4時前に起床。
4時半に出発で羽田にむかいました。

8時半に北海道に到着。
9時半に美瑛に到着。

よし。これなら昨日から泊まっていた人たちと同じスケジュールで動ける。
なんだか得した気分。

駅前でマウンテンバイクをかりて出発!

まずは美馬牛方面へ。

この時期は花がきれいって本当ですね~。
去年は八月の花のない時期にきたので、よけい感動しました。

ラベンダーは、まだ満開にははやいけれどもう咲き始めていました。
かんのファームのラベンダーです。

DSCN0224_convert_20080709205811.jpg


四季彩の丘は去年も行きましたが、やっぱり八月よりずっと
お花が多くてきれいでした。

なんの花か名前を忘れてしまったけれど、
おもわず「わ~~~」と言ってしまった花畑。
DSCN0225_convert_20080709210207.jpg


この花畑にきたら、なんだか楽しい曲が私の中にきこえてきたので
立ち止まって、しばしメモをとりました♪

その曲はその後自転車をこいでいる間中、私のなかで鳴っていました☆

帰ったら、ピアノで弾いてみよう~なんて思って
うきうきしました♪

宿泊は美瑛のペンションポプラ。
http://www.d2.dion.ne.jp/~k_popura/

ここは、自家製の野菜を使ったお料理が本当においしかった~~。

翌日は美瑛を中心にまわりました。

この日は本当にお天気もよく、どの景色も輝いて見えました。
DSCN0272_convert_20080709210759.jpg


この黄色い花畑はちょうど満開。
これらの花は畑の肥料になるそうです。
DSCN0279_convert_20080711215219.jpg


北海道の空気は澄んでいて、空は青くて
なんだか自転車ではしっているうちに体の中まできれいになっていく
ような気分になりました。

本当のことを言うと、まだ父が入院中でみんなが大変なときに
旅行に行くことに、ほんの少し罪悪感がありました。

でも、気づいたんです。

大変なときほど、楽しい時間をちゃんともってリフレッシュすることが
大切だって。

心や身体が疲れてくると、イライラしやすくなって
つまらないことが許せなかったりする。

でもちゃんとリフレッシュすると、気持ちに余裕ができて
優しくいることができる。

「今は旅行している場合じゃない」とか「遊びに行くような気分じゃない」とか
思うことがあるけれど、
そういうときこそ旅にでたり遊びにいったりして
心に栄養を与えることが大切なんだって実感しました。

旅のよさは、日常の自分を客観視できること。
そして心に栄養を与えることができること。

思い切って北海道に行ってよかったって思いました。

さてさて、次回は旅行三日目。
サロベツの話を書きたいとおもいます。



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プロフィール

篠原みな子

Author:篠原みな子
作曲・編曲家/ピアニスト
2006/11/11にファーストアルバム「Whispers of Fairies」をリリース

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