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目からの情報

2010.11.13.20:11

今日の午前中、レッスンにやってきた小学校三年生のMちゃんが
かわいいプレゼントを持ってきてくれました。

Image117.jpg

ヒョウ柄のファーのシール。ラインストーン。
紙粘土のニコニコの顔と紙粘土の鍵盤!

鍵盤にもラインストーンが入っていて、キラキラしています。

かわいい☆

子供たちのプレゼントは、いつも大人の私には
思いもよらないようなものなので、嬉しくて心が躍ります。

Mちゃんが楽しそうに作っているところまで
思い浮かんで幸せな気分になりました☆



Mちゃんのレッスンを楽しく終えた後
今日は、田中優行先生の
http://www23.atwiki.jp/hisagogumi/pages/20.html
大好きなアレクサンダーテクニーク
http://www23.atwiki.jp/hisagogumi/pages/32.html
のレッスンに行きました。

手を傷めて以来、身体のことにとても興味をもつようになり
手の完治の目的も含めてレッスンに通うようになりました。

田中先生のレッスンは、身体のことを通して
「自分のあるがままを受け入れる」大切さを
いつも実感させて下さる素晴らしいレッスンです。

レッスンを受けると心と身体が元気になります。

さて、そのレッスンの会場ですごい発見が!

自分のレッスンの時間よりも少し早めについた私は
部屋の入り口の小さな窓つきのドアから
私の前の時間枠の受講生の人のレッスンをのぞいてみました。

受講生の姿勢をじっと眺めていたら、私の身体がキュ~っと緊張
してきました。

アレクサンダーテクニークやフェルデンクライスの
レッスンを受け始めてから人の姿勢に敏感になった私。

受講生の方の身体が中心にむかって、ぎゅ~っと
緊張しているのを目が捉えた瞬間
私の身体がそれに反応したようでした。

あららら。。。と思った私は
今度はレッスンをしている田中先生に目をうつしました。
するとどうでしょう!
ふわ~~~っと身体の力がぬけていくではありませんか。
(当然のことながら先生の身体は、
とてもリラックスした状態でした。)

人間って、目にうつるものに対して
こんなにも敏感に反応して、自分の意思とは関係なく
それをまねしてしまうものなのですね。

もちろん、それは私が姿勢にフォーカスし
それをじ~っとみつめたからなのでしょうが
目から入る情報で、こんなに身体が反応するなんて!!
目の情報収集力のすごさに驚きました。

その話を先生にお話したら、やはり身体というのは
視覚情報に大きく影響を受けるものだとのことでした。
(みんな私ほどに反応するのかは
聞きませんでしたが)

本人の意思と関係なく深層筋の緊張までコピーしちゃうなんて、
目の機能おそるべし。。

それで、わかりました。

ピアノのレッスンを受けるということは、
教師の姿勢や身体の動きに
フォーカスして、その動きの情報を積極的に取り込んで
いくということですから、今日の私と同じような
無意識の情報の取り込みが、知らない間に
行われている可能性は大です。

ピアノのレッスンって、こちらが「自分でも
気づかないような癖」を
生徒に真似されるということが、よくあります。
こちらとしては、自分でも気づいていない癖なので
「なんでそんなことをするんだろう?そんなこと
教えてないのに!!」と思うわけですが
それでも、よくよく検証すると、
生徒の動きの原因はこれかな?という
動き(癖)が自分の中に見つかったりして。。

生徒たちはレッスンで見て考えて真似しているだけではなく
知らぬ間に自分の視覚に映った教師の姿の映像から身体に直接
情報を取り込んでいるということなのでしょう。

うつす側もうつされる側も知らない間に
情報が入っていくって、すごいこと。

、、となると、教える側は本当に自分の身体の
状態や動きを整えておかなければいけませんね。

大事な大事な生徒のためにも、自分のためにも
自分の身体について、これからももっともっと
真剣に考えていこうと思いました。
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大丈夫?

2010.11.10.10:08

誰かに、「大丈夫?」って声をかけること
よくありますよね。

具合が悪いとか、どこかが痛いとか
心を傷めているとか
色々なシーンで、心配して使う「大丈夫?」って
いう言葉。

私の育った家庭ではみんながとてもよく使っていたし
私も何も気にせず使っていました。

しかし、私の身近にこの言葉を滅多に使わない人たちがいます。

大学時代の一番の仲良しのIちゃんと
私の夫です。

二人は、私が「頭が痛いよぅ」とか「風邪ひいたよぅ」とか
言ってもほとんどノーコメント。

「大丈夫?」とは聞いてくれません。

彼らの言い分は同じで
「大丈夫じゃない人に大丈夫?って聞くのは
意味がない気がする」とのこと。

はじめてこの考えに触れた時は
ものすごい衝撃でした。

なんだか味気ない気もするけれど、確かにそうだなと。

それで、彼らはどうするかというと
無視するわけではないのです。

昔、Iちゃんと食事に出かけた時のこと。
風邪をこじらせていた私は、咳で苦しんで
いました。
「風邪をこじらせちゃったんだ」と言っても
もちろんIちゃんの口から「大丈夫?」という言葉は
でません。

しかし、テーブルについてすぐ「席、変わろう」と
Iちゃん。理由も言いません。
「なんで?」と私が聞くと
「そっちは風がくるから(身体が冷えるでしょう?)」と。

夫も同じでした。

先日、マンションの立体駐輪場でのこと。
うちの駐輪場は地面に直接自転車をおける場所と
少し高いところに自転車をおく場所とが
互い違いにあるのです。

私の駐輪場所は高い方で、身長の低い私は
自転車をのせるときに手を滑らせ
足の上に自転車を落下させました。

落下する自転車のどこかにひっかけたようで、
革の靴が切れてしまい
足は切れないまでも打撲になりました。

家に帰って、夫にそのことを話したのですが
夫はノーコメント。

ちょっとぐらい心配してくれても
いいのになあ、、とちょっとさびしく思ったのですが
翌日、夫は外から帰ってきてすぐ
一枚の紙を私に差し出しました。

「駐輪場の場所、下に(地面に)置けるところに
変えておいたから」
駐輪場の変更手続の紙でした。

こういう二人の様子を見ていると
優しいってなんだろう。
大丈夫って言葉をかけるってなんだろうと
考えてしまいます。

もちろん「大丈夫?」って声をかけるのは
悪くないし、自分なりの気遣いを表現するのには
よいことだと思います。

そしてもちろん、私も「大丈夫?」って声をかけたあとで
どうしてあげたらいいかを考えて行動してきた
つもりではあります。

でも、その言葉をかけたことで安心して
それだけで優しくしたような気持ちになっていたことって
あったんじゃないかなと思ったのです。

Iちゃんが「大丈夫?」という言わない理由には
もう1つあって、「私が親切にしましたよ」というのを
相手に伝えたくないらしいのです。
彼女は「優しさ」だけを伝えたいのであって
「親切な私」というアピールをできるだけ
排除したいようなのでした。

この言葉を聞いたとき、反射的に安易に
「大丈夫?」と言った時、そしてそれで終わってしまったときは
もしかして「優しくしましたよ」というアピールだけに
なってしまっていたのかも、、、と
なんだか深く反省した覚えがあります。

「大丈夫?」と言おうとするとき、ちょっとだけ立ち止まって
その気持ちを「相手に具体的に役立つ形」で表現しようと
考えてみることで、もしかしたら
今までとは違った優しさで相手と接することが
できるようになるのかもしれないと思った私でした。

未来の自分

2010.11.04.01:01

先日、テレビ番組でタレントの関根勤さんが、面白いことを
おっしゃっていました。

内容としては関根さんは奥様のことを今でも大好きだという
お話なのですが、その中で
「あるとき35歳の彼女の写真をみたら、とってもきれいで
でもその時は僕も37歳だったから、彼女が若いとか
きれいとかそんなことを特別に思うこともなかった。
ぼくは、あのときの彼女の美しさを満喫しただろうか?
と、今思う」とおしゃいました。

さらに、続けて
「それを反省して、今は55歳の彼女を70代になった
自分の目線で見ているから、彼女は
ぼくの中でとってもきれいなんです」
と、おっしゃいました。

まあ、深夜のお笑い番組だったので
何を言ってるんだかという扱いでその話は終わったのですが
私はなるほどなあって思ったんです。

奥様をそういう目線でみている関根さんについては
賛否両論あるのでしょうが
これを自分でやったら、いいんだなと。

今年の春頃
アンチエイジングという言葉が
気になりはじめ、加齢に抗って昔のきれいだった
肌をとりもどしたいと
もがいていたとき、年上の女性に立て続けに言われた言葉
がありました。

あと10年ぐらいたったら、あのときはきれいだったって
思うから。だから、今の若さと美しさを大切にしなさい、と。

昔より落ちた、というところにフォーカスすることなく
今、このときの若さを美しさを大切になさいという
年上の女性からの助言。

これ、言われたときは正直
「意味はわかるけれど、どうやったら実感できるんだろう」と
思いました。

人間って、未来にむけて考えたときは「今日が一番若い」けれど
過去にむけて考えたときは「今日が一番大人」です。

だから、過去に持っていたものを振り返って懐かしんで
しまう限り、今の若さを実感するのは、実に難しいこと。

でも、関根勤さんのやり方で
思い切って、未来に飛んでしまって振り返ってみたならば
それを実感するのも簡単になりそうです。

そして、さらにそれは美しさだけのことではないのだと
思いました。

何か新しいことをはじめるときに自分の年齢が気になったら
未来の自分の位置から今の自分を見ればいい。

そうしたら、きっとこう思うはず。

まだまだ若いじゃないの。何、歳とったような
気分になってるの。
今からなら、なんだってできるじゃない!



関根式、なかなかつかえそうです。

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プロフィール

篠原みな子

Author:篠原みな子
作曲・編曲家/ピアニスト
2006/11/11にファーストアルバム「Whispers of Fairies」をリリース

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