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「弾きたい」気持ち

2011.04.09.00:33

7月に教室の発表会をするので、生徒たちは今
練習にはげんでおります。

年のはじめごろに「何を弾きたい?」とみんなに聞いて
楽譜のあるものは楽譜を渡し、ないものは
私が一人一人にアレンジをしたものを渡し
練習をはじめました。

この発表会の準備で小学生たちは
私にいろいろなことを教えてくれました。

私の教室の小学生たちは
2年生スタート、3年生スタート、4年生スタートという
比較的大きくなってからピアノを習い始めた子がほどんど。

それぞれのリクエストの中には難易度的に
「むむむむ。。」と思うものもありましたが
(一番長い子で習い始めて2年ですから
技術的にまだできることが限られているので)
まあ、半年かければなんとかなるでしょうと
練習をはじめてみたところ、、、、。

なんと半年かかるかなと思っていた子たちが
みんな三ヶ月ぐらいで、おおよそ弾けるように
なってしまいました。(今から本番までに
音をしっかり磨きます)

子供たちの「弾きたい曲」に対して発揮されるパワーのすごさに
驚くばかり。

だって、まだメロディーに対して伴奏の音が
一音か二音しかでてこない曲を弾いていた子が
三ページある、がっつりと両手の曲を
自力で弾いてきてしまったり。

指がゆっくりしか動かない子が
16ビートの曲を弾いてしまったり。

最近両手の曲に慣れてきたぐらいの子が
ペダルを踏んでいわゆる名曲を最後まで
弾いてきてしまったり。

もう、私のほうがびっくり。

しかし、そうやって好きな曲で
一気にジャンプアップした子たちは
今まで弾いていたテキストの曲が
「幼稚っぽい」感じがしてしまうらしく
なんだかんだ言いながら、弾いてこない。笑。

薄々わかっていたけれど
弾く気のわかない「易しい曲」はいつまでたっても
弾けるようにならないけれど
弾きたくて仕方ない「難しい曲」は
あっという間に弾けるようになってしまうという事実。。

それならばと、やる気のわかない曲はスキップさせて
難しいけれど絶対これなら弾きたいっていうだろうなと
いう曲を探して更に渡すと、まあ食いついてくる食いついてくる。笑。

そうやって、ぐいぐいと引っ張ると
指が動くようになったり
譜読みができるようになったり
両手あわせるのがはやくなったり
伸びる伸びる。

今までは「この時期はこれを身につけさせるために
ちょっと我慢させてこれをやらせて、、」と
いう風にレッスンやることも
あったけれど
それがかなりのロスだったということが
判明して大いに反省。

「我慢」に使わせていたエネルギーを全部
「弾くこと」に使えるように誘導すると
こんなにみんなが伸びるものかと
今更ながら驚きます。

自分が「我慢して」「耐えて」「努力して」きたから
ついつい、それをさせたくなるけれど
彼らは別に根性をつけにピアノを習いにきている
わけではないわけで。。。笑。

弾きたい曲だと面倒くさい譜読みもなんのその。
難しいリズム練習もなんのその。
「美しさ」を追求することにもちゃんとついてくる。
それを実現するための、技術的なことにも
ちゃんと食いついてくる。

集中力も全然違う。

「辛い練習にも耐えて頑張る」のではなく
「弾きたい曲を弾けるようになるために
ワクワクしながら時間を忘れて頑張る」というのは
とても生産的なことだなと思います。

我慢させないで、弾きたいものを弾かせるためには
技術的なハードルを短時間で超えさせる必要があるので
次のレッスンまでの一週間、
「どうしたら、その動きができるようになるか」
ということについての「肉体の仕組み」を
調べまわらねばならないことも多いのですが
そうすると私のぐんぐん腕もあがる。

するとレッスンもさらに活気づく。

よいスパイラルがうまれます。

レッスンから「我慢」を排除したら
レッスンがますます面白くなってきました。
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被災地のピアノの先生たちのために

2011.04.06.11:43

先日、お稽古にいらしているピアノの先生から
こんなメールを頂きました。

『突然ですが、大阪の石嶺尚江先生を中心に
“東北関東大震災 ピアノ教室復活支援会 「希望」”が立ち上がりました。

被災されたピアノの先生方に、楽譜やCDを送ろうという活動です。
新品でなくても、もらってうれしい状態のものでしたら、中古でもよいそうです。

今、被災地の状況を多方面から調べてくださっていて、状況が整い次第、送るそうです。
楽器や小物等も今後検討するとのことです。

ご協力いただける場合は、草加市の益子祥子先生にお送りください。
送料は各自負担になります。』


そうですよね。
東北でピアノを教えていた方々はピアノも楽譜も
全て流されてしまっているのですよね。

こういう形で気持ちを届けることもできるのですよね。

早速私も、一昨日、手持ちのきれいな楽譜を数冊送りました。


詳細は石嶺尚江先生のホームページをご覧下さい。

http://ishiminenaoe.net/shinsai.html

東日本エリアの方は益子祥子先生のホームページも
ご覧になってから送られるといいと思います。
http://blog.livedoor.jp/chocorin_p/?p=3

東北地方のピアノの先生方が、お仕事を再開されることは
東北地方の子供たちの笑顔が戻ってくるということだと思います。

ぜひぜひご協力お願いします。

温泉に行ってきました。

2011.04.05.11:41

先週末は、夫と二人で温泉旅行に鴨川に行ってきました。

海が見える温泉に行きたいなとずっと思っていたのですが
ぴったりのホテルが見つかりました。

鴨川グランドホテル♪
http://www.kgh.ne.jp/04/
ネットの口コミで評判だったので行ってみたのですが
本当にサービスもいいし、ご飯も美味しいし
景色もいいし、素敵なところでした~。

一日目二日目と海沿いの道をドライブしながら
お花畑をたくさん見てきました。
房総半島はお花がきれいなところが
たくさんあるのですね。

まだ菜の花があちこちに咲いていていました♪
Image162.jpg

お花摘みができるところが、たくさんあって
金魚草やきんせんか、スターチス、ポピーが
咲いていました。

私と夫はポピーを摘むことに♪

Image165.jpg

ポピーは咲いているものは摘んではいけないそうで
蕾を摘むのだそうです。

全部、蕾のポピーを花瓶にいれたときは
なんだか宇宙人みたいな(?)不思議な物体な
感じでしたが一日で、どんどん花が
開きはじめました。

昨日の夜がこちら。
Image166.jpg

こうやって、帽子を脱ぐように咲いていく
姿がとても可愛いんです♪
Image167.jpg

そして、今朝は、、、こ~んなに咲いておりました♪

Image169.jpg

二日間リフレッシュしてきたら、なんだかとっても晴れやかな気分。

なんだか、ここのところ気持ちが重くて手が付けられなかった用事も
さささっとできました。

どんな時だって、自分の心を明るく元気にすることは
とっても大切なことだなと思いました。

旅行地では、宿泊のキャンセルが相次いで
困っているとのこと。

被災地の人たちの気持ちに思いを馳せることは大切なことだけれど
私たちが「日常」を自粛したりせずに「いつも通り」に暮らすことも
とっても大切なことなんだなと思いました。

できるだけいつも通りの日常を送りながら
自分の気持ちを明るく保ち
被災地の方々のために、自分なりにできることを
少しずつやるというのが
今、私たちに「できること」なのかもしれません。
篠原みな子のCD

Whispers of Fairies

2500円 好評発売中!

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プロフィール

篠原みな子

Author:篠原みな子
作曲・編曲家/ピアニスト
2006/11/11にファーストアルバム「Whispers of Fairies」をリリース

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