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妖精の森

2007.01.24.22:53

アルバム「whispers of fairies」の中に収録されている曲の中に
ある「妖精の森」は私にしては、めずらしくストーリーのある曲です。

実はこれは、とあるところで知り合った方の絵本の物語の曲なのでした。
絵はその方の作品で、物語はお母さまが書かれたとか。
作品は非売品で、貴重な一冊を頂きました。

それは「やまんばのlove」というちょっぴり悲しいお話でした。
やまんばがけがをした若者の看病をするうちに若者に恋をしてしまうお話です。
それは叶わぬ恋でした。元気になった若者は旅だっていってしまうのです。
そして、あとでやまんばは、若者が結婚してしまったことを「風」から
聞いてしまうのでした。

とても悲しいお話だけれど、なぜか読み終わると心が透き通ったようになる
不思議な絵本です。
ちなみに「月夜の花」を聴いて涙した友人は、この本を読んだ時も
涙をながしておりました。

「妖精の森」のはじめのフレーズが聴こえてきたとき
なぜか「これって、物語だ。妖精の悲しい恋の物語」と思ってしまいました。
けれど、続きがうまく聴こえてこなくて困った私はなぜか手もとにあった紙に
「これは妖精の悲しい恋の物語です。続きをおねがいします」と
書いていました。これって、誰宛??
自分の不可解な行動にちょっとおかしさを感じつつ一旦休憩しようと
部屋をでました。

こういうときって、関係ないことをするのがいいのよね、と思って
なぜかアイロンがけをはじめました。
せっせとアイロンをかけていたら、「あれ?」なんか聴こえた気がする。
もう一度耳をすましたら、「あ!きたきた」続きが聴こえてきました。

急いでピアノの前に戻って、続きをちょっと弾いてみたら
「ん~、この感じ、どっかであった感じ。この気持ち、こんな感じの
お話ってなかったっけ…?」
「あ!これって、やまんばのlove!」

と思った瞬間、最後まで全部メロディーがやってきて
あっという間に曲が完成。
びっくり。

これって、「やまんばのlove」の曲だったんだ~。面白い!と
ピアノの前でしばし興奮しておりました。

私のイメージとしては、やっぱり「妖精」なんですが
間違いなく、あの素敵な絵本が私に運んできた曲だと思います。
絵本を頂けたことに感謝感謝です!
ありがとうございます。

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篠原みな子

Author:篠原みな子
作曲・編曲家/ピアニスト
2006/11/11にファーストアルバム「Whispers of Fairies」をリリース

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