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2013-04-13 17:30 | カテゴリ:心と身体
2007年の秋のコンサート以来、ずっと手の痛みに悩まされていた私。

2010年ぐらいから、曲によっては弾ける、、というレベルにまでは回復。

今年になって、やっとコンサートが開けるまでに回復しました。

以前に、たくさんのピアニストと親交のある方に
「ピアニストの手の故障は治らないらしいね。よく治ったね」と
言われたことがあります。

私は、自分の回復に励んでいる期間、自分の体験を通して
故障と回復のメカニズムについていろいろな方にお伝えしてきました。
故障とまではいかないまでも、強い疲労などを訴える方々の
悩みの解消のお手伝いもしてきました。

手の故障は、実はピアノの弾き方だけが問題ではありません。
日常の身体の使い方も大きく影響します。

そして、精神的の要因もとても大きく関係します。

今までにお会いした方の多くは、過去に体験した記憶(主にレッスンの記憶)に
しばられた結果、思うように弾けないということがとても
多かったように思います。

、、と、そこまでは、十分に知っていたのですが。。

今回、コンサートの準備をしているときに、ピアニストの故障の治らない
原因は、もっともっと深いところにあることに気づきました。

それは、「思考パターン」でした。

現在、8時間の練習にも耐えられるぐらいに回復した私の手ですが
ある日、急に指が痛くなりました。

もともと私の手の痛みは指先の関節が痛むというものでした。
ひどいときは、関節に電流が流れたかのような痛みでした。

そんな痛みをもう思い出せないほどに回復した私の指に再び痛みがでたのは
本番の10日前。

演奏するときに、とにかく筋肉を縮めないで、自由に伸ばした状態で使い
腕の重さをきれいに鍵盤にかける練習をしていた、、はずでした。

なのに。

いつのまにか、重さをかけているはずの指は、鍵盤に指を押し付けることを
はじめていました。こっそりと。

なんだか、音が変だ、のびない、つかれる、、ああ、本番前なのに
なんで?なんで?もう一回、、とやっている間に指先に痛みがやってきました。
焦っていたせいで、休みもとらずに弾いてしまい、腕も疲労でぱんぱん。

なんで、こんなことになったんだろう?
自分の心をみつめました。何を思って弾いていたのか。

そこには、どこまで弾いても自分を認めてあげることのできない私がいました。
「足りない、足りない、だめだ、だめだ」
自分を全否定する私。

こんなに下手なんだから、休んでいていいはずがない。一回でも多く弾け!
休むなんて許さないと鬼のように自分に喝をいれる私。

そして、本番が怖くて怖くて、あるはずもない
何か確かなものを手にいれたいと、一音一音にすがりつくように
弾いていた私。

ああ。これが、手を傷めた本当の理由だと悟りました。

そして、いつもいつもピアノを弾くと修行のようになって
どこか楽しさがなくなってしまうのはなぜだろうと、よく悩んでいた
理由もここにあることに気づきました。

これらの気持ちを押え込んで、たくさん弾くことで誤摩化そうとしていたんですね。

そこで、思い直しました。

私は、ぎりぎりの気持ちではなくて、豊かな温かな気持ちでピアノを弾いて
それを聴いてもらいたいのだと。

そして、ピアノを弾きながら、豊かで幸せな気持ちで生きていきたいのだと。

それに必要なものは?

今の自分の実力を受け入れる気持ち。

焦りをかき消すためにやみくもに弾くのではなく
冷静に建設的な努力ができる、思考。

ピアノを弾くことの中に自分の人生があるのではなく
自分の人生の中の一部にピアノがあるのだという意識。
(小さい頃から、ピアノ最優先で育ってきたために
この意識、どこかにいってしまっていました)

そうか、と気づいて、練習をするのをやめました。
2、3日はテンポの確認だけして
週末には娘を連れて、暢気にお花見にいくことにしました。

そのあと、気功の先生に身体の疲労をとってもらい
次の日からゆっくりと練習をはじめました。

焦る気持ちや不安がでたら、練習をやめて
タッピングをして感情を外にだしました。

本番までの一週間、そうやって過ごしながら
時には、娘と絵本をよんだり歌をうたったりして
のんびりしながら、合間に練習をしました。

そうしたら、手の痛みがどんどんなくなっていきました。

そして、いつもなら本番前に身体の緊張でどんどん下手になったのに
今回は前日まで、どんどん演奏がよくなっていきました。

本番はと言えば、いままで一番、しっかりと音を聴いて楽しんで
弾くことができました。(今まで何度もコンサートに来ていた方々にも
「すごく音がよくなっていて、びっくりした。今までと全然違う!」
と言って頂きました)

今まで追いつめて、責めて、おしりをたたいて、、そんなことを
自分にしていたことが、どんなに馬鹿げていたことだったのか、、と
しみじみ思います。

手の痛みを治すことは、思考パターンを変えること。
つまり生き方を変えることなのですね。

久々の本番がもたらしてくれた、大きな気付きでした☆
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