指が痛い人は横隔膜が緊張している
2022.09.02.00:51
私の教室は、基本的に演奏の悩みを持つ方が訪れます。
バネ指やへパーデン結節などの指の痛みを抱える人たちは、みんな肋骨が動かない。
横隔膜がひどく緊張しています。
実は私もどちらも経験したことがあり、その時に私自身の横隔膜もガチガチでした。
先日レッスンにいらした方は、趣味でピアノを弾いている方で、弾くと指が痛くなり
へパーデン結節になりかけとのこと。
鍼治療なしではピアノが弾けないとおっしゃっていました。
しかしながら、レッスンで横隔膜の緊張を取ったら、、ものの10分ほどで
「あれ?弾いても痛くならない」
とおっしゃいました。
これには、その方も私もびっくり。
それ以降、その方は鍼治療なしでピアノが弾けるようになったそうです。
その時やった簡単エクササイズをご紹介します。
手のひらで「みぞおち」を触ってみましょう。
手を「みぞおち」に置いたまま、、
「演奏したい曲の楽譜を心の中で読む」または
「弾こうと思っている曲の音を頭の中で鳴らす」
ということをしてみましょう。
指が痛い人は、楽譜をみたり、音をイメージしたりして
演奏のスイッチが入ると、「みぞおち」がキュッと緊張するはずです。
「みぞおち」が緊張したのをキャッチしたら、、「どのフレーズで緊張するのかな?」
「どんな時に緊張するのかな?」と「みぞおちの緊張」を積極的に感じて
みましょう。
そして、「その緊張は不要」だとしっかり認識しましょう。
本人がその緊張が「必要」と感じていたら、それはなくなりませんが
「不要」と認識すれば、緊張はだんだん減っていきます。
楽譜を見ても、音をイメージしても「みぞおち」が緊張しなくなったら
ピアノを弾いてみましょう。
指が軽くなったり、もしも痛みが軽度のものであれば無くなるかもしれません。
どんな風に変わるかは人それぞれですが、身体が少し楽になることは確かです。
肋骨と肩甲骨はとても密接で、肋骨が動かなければ肩甲骨は動かないし、肩甲骨が動かないと肋骨が
動かないという関係になっています。
打鍵時の衝撃は、手指や腕の関節が微細に回旋することで、肩甲骨や肋骨へと伝えられていきます。
手指の小さな関節は、そうやって力を伝えていくことで衝撃によって傷むことから守られる構造になっています。
もしも力の伝達が手首で止まれば手首が痛くなりますし、肘で止まれば肘が痛くなります、
横隔膜が硬くなると肋骨が動かなくなるので、肩甲骨が動かなくなります。
肩甲骨が動かないと肩関節〜肘関節〜手首〜指先までの関節全ての動きが鈍くなります。
すると、はじめに衝撃を受ける末端の「指」は、力を逃す先を失い、全てを担うことになります。
そうやって指先は傷んでいくのです。
横隔膜を緩めるぐらいでは、解消しない痛みももちろんありますが
ピアノを弾く時に「横隔膜の無駄な緊張を解放する」ことは
腕の動きや指を楽にすることに貢献するはずです。
エクササイズのポイントは「楽譜を見たり」「音をイメージしたり」している時の
横隔膜の反応を感じることです。
楽譜を見ることや、音をイメージしたりすることは
「ピアノを弾く時の運動命令を変えてください」と脳に知らせる意味を持ちます。
ぜひ試してみてください。
♪ピアノと身体の関係にご興味がある方は無料モニターレッスンを受けてみませんか?
コンフォータブルパフォーマンスメソッド
遠方の方はオンラインでも対応しています。
バネ指やへパーデン結節などの指の痛みを抱える人たちは、みんな肋骨が動かない。
横隔膜がひどく緊張しています。
実は私もどちらも経験したことがあり、その時に私自身の横隔膜もガチガチでした。
先日レッスンにいらした方は、趣味でピアノを弾いている方で、弾くと指が痛くなり
へパーデン結節になりかけとのこと。
鍼治療なしではピアノが弾けないとおっしゃっていました。
しかしながら、レッスンで横隔膜の緊張を取ったら、、ものの10分ほどで
「あれ?弾いても痛くならない」
とおっしゃいました。
これには、その方も私もびっくり。
それ以降、その方は鍼治療なしでピアノが弾けるようになったそうです。
その時やった簡単エクササイズをご紹介します。
手のひらで「みぞおち」を触ってみましょう。
手を「みぞおち」に置いたまま、、
「演奏したい曲の楽譜を心の中で読む」または
「弾こうと思っている曲の音を頭の中で鳴らす」
ということをしてみましょう。
指が痛い人は、楽譜をみたり、音をイメージしたりして
演奏のスイッチが入ると、「みぞおち」がキュッと緊張するはずです。
「みぞおち」が緊張したのをキャッチしたら、、「どのフレーズで緊張するのかな?」
「どんな時に緊張するのかな?」と「みぞおちの緊張」を積極的に感じて
みましょう。
そして、「その緊張は不要」だとしっかり認識しましょう。
本人がその緊張が「必要」と感じていたら、それはなくなりませんが
「不要」と認識すれば、緊張はだんだん減っていきます。
楽譜を見ても、音をイメージしても「みぞおち」が緊張しなくなったら
ピアノを弾いてみましょう。
指が軽くなったり、もしも痛みが軽度のものであれば無くなるかもしれません。
どんな風に変わるかは人それぞれですが、身体が少し楽になることは確かです。
肋骨と肩甲骨はとても密接で、肋骨が動かなければ肩甲骨は動かないし、肩甲骨が動かないと肋骨が
動かないという関係になっています。
打鍵時の衝撃は、手指や腕の関節が微細に回旋することで、肩甲骨や肋骨へと伝えられていきます。
手指の小さな関節は、そうやって力を伝えていくことで衝撃によって傷むことから守られる構造になっています。
もしも力の伝達が手首で止まれば手首が痛くなりますし、肘で止まれば肘が痛くなります、
横隔膜が硬くなると肋骨が動かなくなるので、肩甲骨が動かなくなります。
肩甲骨が動かないと肩関節〜肘関節〜手首〜指先までの関節全ての動きが鈍くなります。
すると、はじめに衝撃を受ける末端の「指」は、力を逃す先を失い、全てを担うことになります。
そうやって指先は傷んでいくのです。
横隔膜を緩めるぐらいでは、解消しない痛みももちろんありますが
ピアノを弾く時に「横隔膜の無駄な緊張を解放する」ことは
腕の動きや指を楽にすることに貢献するはずです。
エクササイズのポイントは「楽譜を見たり」「音をイメージしたり」している時の
横隔膜の反応を感じることです。
楽譜を見ることや、音をイメージしたりすることは
「ピアノを弾く時の運動命令を変えてください」と脳に知らせる意味を持ちます。
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